臼杵家  重森三玲による茶室・枯山水・坪庭(昭和35年)
香川県高松市  非公開
  玄関を入って先ず通されるのが坪庭が見える部屋である。ここでお抹茶を頂きながら先生との思い出話などをお伺いした。当庭園が作られたのは1960(S35)年であるから、今から47年前である。現奥さんがご主人とで先生に作庭を依頼されたそうであるから、相当お若いときにこのような立派な茶室と庭園を作られたものだ、と驚いた。先生は若いご夫婦の庭なので格式に拘らない元気な庭にしたそうだ。坪庭だけでも迫力のある創作庭園であるが、茶室前の庭園は地形に合わせながら高松の海岸美を現している。
  かつては、書院からは、あの栗林公園の紫雲山が望め雄大な風景が展開していたそうである。

▲部屋から見る坪庭の風情は大徳寺・孤篷庵の忘筌席を思わせる

▲坪庭に豪華な蓬莱石組み

▲坪庭の雲紋模様は重森にしては珍しい栗石による

▲腰掛待合

▲蹲踞と背後の鋭い形の石は茶席へ向かう客の心身を清める

▲俗界から聖なる空間への仕切り

▲青石による連山、白砂、築山の苔(現在は龍の髭)、それに雲紋のテラス(沓脱石)。重森ワールド

▲豪華な青石による蓬莱連山

▲迫力ある石組みは重森そのもの

▲雲紋のテラス。当家では縁側の垂直部にまで同様のデザインが施されている

▲「露 吉糸 庵」と記されているが、結の字は偏と(つくり)が逆に書かれている

▲刀掛石(中央)と塵穴

▲躙口の臼杵婦人はお茶の師匠でもある。この茶室での稽古は弟子にとっては大変ありがたい

▲重森の書

▲欄間のデザイン
   
                 ▲重森デザインの和服

▲このようなデザインの和服は当臼杵家と重森令夫人らが所有している、とのこと
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紫雲山今日茶楽

と書かれているが現在は
隣家の建物で見えない