北野美術館
長野県長野市若穂綿内7963−2  電話:026−282-3450 月曜日休館
  北野美術館の庭は美術館の収蔵品が立派である事はもちろんであるが、庭園と建築が一体となっているところが特徴である。庭園は建物の外側にめぐらされた観賞用の回廊から多角的に観賞できる.更にまた美術館の中からも観賞できる。1階から2階に登るとき、ふと目を外にやると信濃の山並みに対応した庭園を立体的に観賞できる。庭園が立体的に観賞できたり、観賞用の回廊が備わった美術館も少ないのではないか、その意味においてもユニークな庭園である。
  庭園は海のない信州に枯山水の海洋風景を取り入れた斬新な庭園である。

▲全景

▲出島の三尊石

▲出島の先に岩島を置いたり、出島の先端に松を植えて出島の長さを強調している。

▲手前から二重の海岸線、幾重にも重なる出島の風景は壁の外の山並みに連なっている

▲手前の洲浜と奥の出島の凸部を突合せにし、緊張を醸し出す。

▲敷石の回廊から石組を鑑賞すると


▲二重の海岸線は丹波の赤石、阿波の青石、阿波の棒石により出来ている

▲州浜模様局部

▲美術館の中からも庭園を楽しむことが出来る。

▲美術館入り口のテラスより庭園を望む。尚このテラスは庭園を取り囲むように続いている
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