街名 プエンテ・ラ・レイナ:王妃の橋
特徴 活きた巡礼の街
 街の名前は王妃が巡礼者のために作った橋による[プエンテ(太鼓橋)・ラ()・レイナ(王妃)]。またこの街でピレネー山脈を越えてきた二本の道は合流する。今でも巡礼に関する思い出がぎっしりと詰まっている街だ。
 小高い丘からこの街を眺めていると、多くの巡礼者がこの橋を渡っていく。橋からしばし川面を眺めたり、巡礼者同士で情報交換、励ましあいなどをしている様子。また近所の人々が石の欄干にもたれたりして、夕暮れのひと時を過ごしている。この橋はこの街の憩いの場でもあり、命ともいえる。ロマネスク時代の橋は今も健在だ。

▲王妃の橋

▲歴史に佇む

▲出発

この小さな街は巡礼に関することで一杯だ。先ずサンチャゴ聖堂であるが、このロマネスク様式の教会は入口が凱旋門式(イスラムに対し勝利を願って)で円柱像が首だけだ。またキリスト受難聖堂にはキリストがYの字になり、苦しみもだえる様がリアルに表現されている。我々日本人は日常は殆ど死に関して接していないが、ヨーローパ人は常に教会などで見、聞き考えている。なお、この教会の横には救護院があり、巡礼者が洗濯をしたり情報交換をしたりしていた。大半の巡礼者はドイツ人らしいが、彼らのタフネスには感心

  
▲サンチャゴ聖堂 ▲夕日で黄金に輝く▲巡礼路の合流点
 の首切り円柱像 サンチャゴ聖堂   に立つ巡礼者像


▲巡礼者用の救護院の前には彼らの洗濯物が干してある  ▲夕暮れの巡礼者同士の寛ぎ
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