ナポリ
  「ナポリを見て死ね」といわれる。気候温暖で、ローマ時代から各皇帝がナポリ、カプリ島を愛した。しかし海岸でこの実感を得ようとしても無理ではないか。私のささやかな経験を披露したい。
  下の写真は宿泊したホテルから撮影したものだ、ここは丘の上にあるサン・マルティーノ修道院の足元にある。ここからの眺めはナポリ港の湾曲した海岸線が平面的に半島の先に収斂している、のが見える。更にまた、ヴェスーヴィオス火山は立体的に半島の先に向かって収斂している、のが見える。ここからの景色は広大であるが収斂先が定まっているために安定した感じになる。ナポリの景色はこの丘に建つ修道院かサンテルモ城と私の泊まった簡易ホテル(その名もズバリBelvedere)からが良いのではないか。
  国立考古美術館にはポンペイから出土した「アレキサンダー大王の戦い」のモザイクがある(61号室)。アレキサンダー大王についてはペラヴェルギナ参照。
  蛇足ながらピッツァなら「ブランディー」でマルガリータが旨かった。

▲夕暮れのナポリ

▲ナポリの夜景





▲おびえるダリウス三世と追撃するアレキサンダー大王(イッソスの戦い)

▲追撃する鋭い眼光のアレクサンダー大王と愛馬プーケファラス(上記部分拡大
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