聖堂シャルトルのノートルダム大聖堂
彫刻・ステンドグラスの宝庫(ロマネスクからゴシックへ)

▲西正面の彫刻はロマネスクの華
 中央のティンパヌムは荘厳 のキリスト、尚この面だけは1194年の火災から逃れた

▲上記西正面中央にある最後の審判

▲西正面の聖母子像

▲南ファサード
 中央口の中央柱
(トリュモー)は「美しき神」 で有名、前にあるカフェーでコーヒーブレイク

シャルトルのノートルダム大聖堂
ノートルダム大聖堂はパリを初めとして多くあるがシャルトルから始まった。塔は右側がロマネスク様式で106m、左側はゴシック様式で115m。

▲スラリとした人像円柱は素直に柱に沿 っている
 
▲聖堂の西南角にある日時 計    ▲月々の仕事
シャルトル大聖堂バラ窓の意味と象徴性






聖母マリアが
幼児 キリスト
を抱いて座っている
    ‖
フランスのバラ窓
(青系主体)

左より
 ユダヤ王ソロモン
 ユダヤ王ダビテ
 マリアを抱くアンナ
 司教アーロン
 司教メルキゼテク


←12人の預言者
  (半円の中)
←ユダヤの12人王
  (矩形)
←4羽の精霊の鳩
  と8人の天使
  (小円)
旧約聖書の世界
キリスト到来までの歴史

〈バラ窓〉
  ‖
中心から放射の12本の輻
  ‖
12使徒が世界に散らばる


・サンドニがはじめて
・マント8m(1180年頃)
・ラン14m(1200年頃)
・パリ10m(1220年頃)
・シャルトル14m(1216) 









青年キリストが右手で祝福を与えながら受難の血を連想させる赤を背景に座っている
      ‖
  栄光のキリスト
   (赤系)

左から
 マルコ−ダニエル
 ヨハネ−エゼキテル
 マリアがキリストを抱く
 ルカーエレミヤ

←黙示録(半円の中)の24人の長老が手に楽器とコップを持って座っている

四福音書記者
 人間はマタイ
 鷲はヨハネ
 ライオンはマルコ
 牛はルカ
新約聖書の世界
旧約世界の成就とも言うべき新約聖書の世界





ランセットのモザイクは
シャルトルの司教聖ベルナルドゥスの「我々は巨人(古代人)の肩に乗った小人に似ている」に対応

つまり中世は古代を超えた、という自負心の表れ
西正面

ファサ│ド


審判者キリスト
(シャルトルブルー)

左から(ランセット)
・キリスト受難と復活
・キリストの幼年・生涯
・イサクの家系図
最後の審判

12世紀のシャルトルブルー

マリアの宮殿とも言うべき聖母マリア像の数々
・地下の黒い聖母
・週歩廊南側
   (美しき窓の聖母)
・内陣高窓中央
   (聖母子像)
・週歩廊北側(柱の聖母)
訪問した街と聖堂 シャルトルのノートルダム大聖堂
特徴 光の振動がが鳴り響く天井の交響曲
神の国マリアの宮殿をガラスの聖書で示す
ステンドグラスは物質的な光を神秘的な光に変え、聖堂内部を聖なる空間にする

▲北袖廊のバラ窓とランセット 

▲南袖廊のバラ窓とランセット
 ▲西正面(ファサード)のバラ窓とランセット  
▲美しき絵ガラスの聖母

▲北袖廊のバラ窓

▲北袖廊のランセット
シャルトルのノートルダム大聖堂 扉口彫刻一覧表
左口 中央口 右口
北扉口 火災後ゴシック様式に 歓喜の玄義 マリア栄光の玄義 苦痛の玄義

三王礼拝の下には受胎告知・聖母のエリザベート訪問・キリスト降誕

聖母戴冠:聖母が死後天上で権力と栄光の象徴である冠を授かる、は最高の主題 旧約聖書の苦難を耐え忍ぶヨブの物語がある
南扉口 火災後ゴシック様式に 聖ステファノス 最後の審判 聖ニコラウス

聖ステファヌスは殺そうとする人々にも,神に罪の許しを願っている

両手をあげ、審判を下すキリストの両側では聖母マリアと聖ヨハネが執成しする 聖ニコラウスと聖マルティヌスの慈愛の物語を示している
西正面 ロマネスクのまま キリスト昇天 黙示録の荘厳のキリスト 聖母子像
1155年に完成した大聖堂は、1194年の火災で残ったのはこの西正面の彫刻のみ
・人像円柱は24体中19体が当初のも

▲裏通りには古いレストランなどが
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