訪問した街と聖堂 プロバンス三姉妹のセナンク修道院
特徴 絶景の山岳都市ゴルドとともに
セナンク修道院の歴史
 プロヴァンスにおけるシトー派修道院の三姉妹の真ん中だ。12世紀のシトー派大躍進の中で作られたが、現在残っている修道院はたったの三つだ。建設は大発展時代の12世紀であるが、すでに14世紀から凋落するが熱心な修道長の指導の下に一時復興した。しかし1544年異端ヴァルド派の犠牲になり、1791年には国有財産として売却された、偶然にも信心深い購入者により、維持強化が図られた。その後一聖職者により購入されたり、第3共和政時代の反教権政策の憂き目を見たりしたが、1969年にレランス修道院に吸収され、再び修道院になった。中世に出来た修道院はこのように歴史に翻弄され、紆余曲折を経て今日に至っている。たまさか近代まで生き延びても、宗教戦争、フランス革命、第一次・二次世界大戦などでほとんどの歴史遺産が喪失した。ここにプロバンス三姉妹とフォントネーの修道院が生き残ったのは奇跡的だ。現代においてはシトー派における瞑想と労働のモットーが我々に訴えてくるものがあるのではないか。また私としては12世紀ルネッサンスに科学技術センターとしての役割を調査したいと思っている。またル・トロネでも記したが、建築学から見て控えめで、装飾がなく、バランスの取れた空間は安らぎを与えてくれる建物として大いに見なおされている。

▲山間にある修道院、手前にあるラベンダーが咲く7月頃は花の香りに満たされる 
▲横断アーチのない尖頭アーチ        ▲大寝室 横断アーチのついた尖頭ヴォールト

▲回廊は瞑想の場

▲三連アーケード

霧のゴルド
備考)アヴィニヨンからカヴァイヨンまで汽車、そこからはタクシーで、有名な避暑地ゴルドの約10Km先。6,7月はラベンダーに囲まれる
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