アミアンのノートルダム大聖堂
かつての黒い森を思い起こさせる石柱の森
 アミアンは近隣の都市との巨大化競争に打ち勝ち高さ42.5m、長さ145mの大空間を作った。堂内に入ると深い森の中に入ったかのような錯覚を覚える。両側の太い幹から出た枝が天井のアーチを形造る。まさに森林の大樹に囲まれた空間といえる。このような森林を思わせるゴシック大聖堂が北フランスで盛んになったのは、かってこの地方が大森林に覆われていた記憶の名残かもしれない。世界大戦でステンドグラスを失ったため堂内は明るいが、ステンドグラスに彩られた空間は如何ばかりであろうか。

▲アミアンの大聖堂の前に立つと巨大な塊が覆いかぶさってくる、黒いの は石炭の煤煙による

▲垂直性の強い構成

▲シャガール作                              ▲幼児の告解

▲屋上の天使
石の百科全書
大聖堂の正面下部には道徳の鏡、月々の仕事の彫刻が揃っている
 
道徳の鏡
美徳 貞節 賢明
悪徳 色欲 狂気

月々の仕事
7月 8月
星座  獅子座 乙女座
内容  鎌で刈取 小麦脱穀

▲ラビリントス                       ▲上記道徳の鏡の色欲
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