十勝岳温泉  凌雲閣
十勝岳が見える絶景の露天風呂。まさに眺望の露天風呂だ
北海道空知郡富良野十勝岳温泉  TEL:0167−39−4111

この様な険しい場所になぜ風呂を作ったかの経過をオーナーに尋ねた。父君が満州以来の友人の協力を得て十勝岳火口付近で温泉を掘り当てたが約30年間で枯渇してしまった。そこで現オーナーは36℃の湯を約300m下に送り込み地熱で加温しようと試みた。すると、偶然に200m下から新たに53℃の源泉を掘り当てた。ところがその途中に酸性の強い湯の層があるため、湯を汲み上げるパイプはあらゆる種類の金属でも腐食してしまうなどのトラブルがあった。しかしオーナー夫妻の温泉に賭ける熱意が総ての障害を乗り越えることができた。お陰様で我々は風呂に入りながら朝日の昇るのを見たり、また、富良野方面に沈む夕日を楽しむことができる、このような時は、まるで時間が止まっているかの錯覚をし、ついつい1時間以上たっていて、気が付いたら知らぬ間にゆったりした気分になっていた。
  6月中旬は残雪とお花畑が織りなす雲上のパラダイスになる。

この時期は残雪が多いため、ふだんでは行くことのできないところへもフラリフラリと遊ぶことができ、南に面した斜面で早目のお花畑を楽しむことができる。尚ケーブルカー乗り口付近で日本一遅い千島桜の花見をした。
  7〜8月にかけて上富良野はラベンダーの紫の香りでむせかえる。
また、美瑛町の風景は日本ばなれして美しい、起伏した畑には、じゃがいも、とうもろこし、麦などが立体的に筋状に彩られている。
  十勝岳温泉に行くときは必ず大雪山連峰に行くが、ここは見晴らしがよく、起伏が少ないので、ユラユラした気分で散歩をすることができる。ここには初夏、盛夏、初秋(9月19日であったがもう紅葉が始まっていた)と何度行っても楽しい。 


▲露天風呂から残雪の十勝岳連邦を望む

▲渓流に耳を傾けながら爽やかな山並みをつまみにグラスを傾ける

▲露天風呂から夏の十勝岳を望む

▲露天風呂より日本一早い紅葉を望む

▲残雪の多い時期に裾合平へ向かう、南に面した丘には高山植物が咲き始めている

▲日本一遅い千島桜の花見             ▲チングルマ

▲雄大な箱庭

▲錦繍の秋

▲富良野